「アル・カポネから5000ドルだまし取った」
「エッフェル塔を2回売った」
という詐欺師 Victor Lustig が記した
「意識の高い」詐欺師のための10の掟。
Lists of Note:
- Be a patient listener (it is this, not fast talking, that gets a con-man his coups).
- Never look bored.
- Wait for the other person to reveal any political opinions, then agree with them.
- Let the other person reveal religious views, then have the same ones.
- Hint at sex talk, but don’t follow it up unless the other fellow shows a strong interest.
- Never discuss illness, unless some special concern is shown.
- Never pry into a person’s personal circumstances (they’ll tell you all eventually).
- Never boast. Just let your importance be quietly obvious.
- Never be untidy.
- Never get drunk.
ざっくりと訳すと
- 辛抱強い聞き手になれ。(言いくるめることではなく聞くことが、詐欺師としての大成功につながる。)
- 退屈しているように見せるな。
- 相手が政治的意見を明かすまで待って、その意見に同意せよ。
- 相手に宗教信条を打ち明けさせて、同じ信条を自分も持て。
- 猥談をほのめかせ。しかし、相手が強い関心を持たない限り続けるな。
- 相手が特別な関心を見せない限り、病気の話はするな。
- 個人の境遇を詮索するな。(やがて彼らの方から語ってくれる。)
- 自慢するな。ただ自分の重要性をさりげなく解らせろ。
- だらしなくするな。
- 酔っぱらうな。
その情報を即座に活用して心を許してもらう、ということになるでしょうか。
詐欺師の言葉ながら、うまくコミュニケーションの取る方法そのものと思えます。
(...悪い意味ではなく)営業職の方などの参考になりそうです。
特に政治と宗教を語らせているのが興味深いです。
たしかにお酒飲みつつ政治の話題になることは多いです。
宗教は今の時代だとアイドルや野球やサッカーにも
置き換えられるかもしれません。
同意見の人に好意を抱いて仲間意識が芽生えるのも
ありがちな経験です。
鋭い人間分析があってこその「偉業」だったんですね。