2013/01/19

コミュニケーションのコツ?


「アル・カポネから5000ドルだまし取った」
「エッフェル塔を2回売った」
という詐欺師 Victor Lustig が記した
「意識の高い」詐欺師のための10の掟。


Lists of Note:
  1. Be a patient listener (it is this, not fast talking, that gets a con-man his coups). 
  2. Never look bored.
  3. Wait for the other person to reveal any political opinions, then agree with them.
  4. Let the other person reveal religious views, then have the same ones.
  5. Hint at sex talk, but don’t follow it up unless the other fellow shows a strong interest.
  6. Never discuss illness, unless some special concern is shown.
  7. Never pry into a person’s personal circumstances (they’ll tell you all eventually).
  8. Never boast. Just let your importance be quietly obvious.
  9. Never be untidy.
  10. Never get drunk.

ざっくりと訳すと
  1. 辛抱強い聞き手になれ。(言いくるめることではなく聞くことが、詐欺師としての大成功につながる。)
  2. 退屈しているように見せるな。
  3. 相手が政治的意見を明かすまで待って、その意見に同意せよ。
  4. 相手に宗教信条を打ち明けさせて、同じ信条を自分も持て。
  5. 猥談をほのめかせ。しかし、相手が強い関心を持たない限り続けるな。
  6. 相手が特別な関心を見せない限り、病気の話はするな。
  7. 個人の境遇を詮索するな。(やがて彼らの方から語ってくれる。)
  8. 自慢するな。ただ自分の重要性をさりげなく解らせろ。
  9. だらしなくするな。
  10. 酔っぱらうな。
相手からできるだけ多くの情報を聞き出し
その情報を即座に活用して心を許してもらう、ということになるでしょうか。
詐欺師の言葉ながら、うまくコミュニケーションの取る方法そのものと思えます。
(...悪い意味ではなく)営業職の方などの参考になりそうです。

特に政治と宗教を語らせているのが興味深いです。
たしかにお酒飲みつつ政治の話題になることは多いです。
宗教は今の時代だとアイドルや野球やサッカーにも
置き換えられるかもしれません。

同意見の人に好意を抱いて仲間意識が芽生えるのも
ありがちな経験です。
鋭い人間分析があってこその「偉業」だったんですね。

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