2014/07/02

NECのWimax2端末 NAD11の所感



NECのWimax2対応端末、NAD11が6月に発売になりました。
Wimax2対応端末としては、ようやく2代目ですので「待望の」と言っても過言ではない端末です。

個人的には6月がWimaxの契約更新月で、どうするか悩んでたところに現れて飛びついてしまった感じです。
以前もNECのAtermWM3800Rを使用しており、何の問題もなく非常に満足していたので、そのまま継続するか、別のプロバイダの3800Rを契約し直すかというのが悩みどころだったわけですが、3800Rが5月ごろから次々と品切れになり始めて絶望感に打ちひしがれていたところに、新発売となりました。
使用しはじめて10日ほどの感想を、先代3800Rと比べながら書いていきたいと思います。

ちなみに、3800R以前もNECのAtermWM3500Rを使っていたくらい、NEC好きです。別に身内にNECがいるとかNECに務めているというわけではありません。
ネットワーク機器って、いくつか経験していくと「あのメーカーは絶対ダメ」「あのメーカーは信じられる!」のような、信仰にも似た感覚が生まれてきがちです。お仕事で触れた機器も含めて、トラブルの少なかったメーカーが私的にはNECです。◯ジテックとかタダでも使いたくない。…とか、ホント宗教みたいな感覚です。

Good

薄さ

先代の3800Rとくらべて顕著に違うのが薄さ。NAD11のカタログスペックでは8.2mmらしいです。3800Rも12.8mmということで別に分厚いわけではありませんが、さらに薄くなってしまいました。その分タテ・ヨコは109×65mmと、3800Rの89.6×52よりも大きくなってはいます。3800Rはフリスクを大きくした感じでしたが、NAD11はカードを厚くした感じ?
結果として、カバンに入れて持ち運ぶ際の収まりは良くなったと感じます。ブリーフケースなんかですと特に、普段ティッシュしかいれないようなポケットに厚みを出すことなく収められます。ちょっとスマート。

電池持ち

NAD11はカタログスペックでWimaxだと10.5時間、3800Rは8時間なのですが、体感ではスペック以上の差を感じています。
3800Rはだいたい半日使うと充電が必要な感覚でしたが、NAD11は半日の作業が終わった時点でまだ50%以上残量があります。こんなに薄くなったのにねぇと、親のような目線で素直に感心してしまいます。
…とは言え、1年間使い倒して劣化した3800Rと、まだ使いはじめのNAD11の体感ですので、話半分くらいで聞いてください。また、私の住んでいる場所がWimax2圏外で、まだWimaxでしか使えていません。NAD11はWimax2:7.0時間、Wimax:10.5時間と、Wimax2にした場合には動作時間に結構な違いがありますので、その辺は念頭においてください。

5GHz帯対応

Wi-Fiが最新のac規格をはじめ、5GHz帯に対応しています。
PCを開いている人が多い店ですとか、人がいなくてもムダに携帯各社の電波が飛び交っている繁華街の店などでは、快適さが段違いです。ブツブツとぎれたり、やたら遅くなったり…というのが避けられます。気にしている人はあまりいない印象ではありますが…大きい利点だと思います。

Bad

ロングライフ充電の廃止

3800Rにあったロングライフ充電の機能がなくなっています。 バッテリーの充電を70%にとどめてバッテリーの長持ちを図る機能なのですが、NAD11には設定項目がありませんでした。…意味ないと判明した?とかだったらいいのですが。「おまじない」としてはステキな機能だっただけに、ちょっと惜しいです。

クレードルに載せている間はなかなか熱くなります。
充電せずに通信だけしているときには熱くなりませんので、充電中特有のものらしいです。もちろん一般的に充電中は熱をもつもんだということは解っていますが、やたら薄いこともあり、夏真っ盛りには大丈夫だろうかという不安は若干あります。

2年縛り

…端末関係ない。はい。
多くの人が選ぶであろう定額使い放題のプランが、私の調べた限りではどのプロバイダでも2年縛りしか選択肢がなかったです。Wimax2以前は1年でやっているプロバイダも結構あったのですが。何か方針の転換なんでしょうかね。残念。

雑感

3800Rで満足していたのですが、NAD11にも満足しています。
夏に安定して動いてくれるか…というのはこれからですが。NECさんならやれるはずや(信仰)。

余談ながら3800Rのときから思っているのですが、私のようにインターネット回線をWimaxだけにしている者的には、クレードルに載せるとWimax接続は維持しつつWi-Fi電波を停止するような機能が欲しいのですが、できませんかね?(NECの人聞こえますか〜)
まったく逆のことを実現するっぽいアクセスポイントモードという機能がついているのがムダにくやしくてしょうがないですw

2014/07/01

AppleユーザのAndroidデビュー記




今さらながら、Nexus7 2013を手に入れました。

iPhone、iPad、Macと、いつのまにかApple製品に囲まれてしまっているので、Androidに宗旨変えするつもりもなかったわけですが、契約更新がきたwimaxの乗り換え先を探していたところ、nifty wimaxのキャンペーンを見つけて飛びついてしまいました。NECのWimax2端末 + Nexus7。いい感じじゃないか。(niftyのページを改めて見たところ、セットのタブレットがAsus MemoPadに変更になったみたいです。)

そんなわけで、私的に初めてのAndroidにして、初めての7インチタブレットの感想です。

Good


動作・レスポンスの速さ

手持ちの端末がiPad2・iPhone4と古かったせいもあり、動作の快適さは感動ですらあります。動作も今のところ安定しています。ゲームもグリグリ動きます。
これは単純にCPUの進化かと思いますが、隔世の感があります。

学習コストの低さ

それほど抵抗もなく、簡単に操作に馴染めました。比べるようなもんではないかもしれませんが、Windows→Macに比べるとホントに抵抗は小さかったです。

調べなければわからなかったのは2点。
まず、キーボードの切り替え。
私は小さい画面でもテンキーではなくqwerty配列を使いたいのですが、デフォルトのテンキー表示からqwerty表示への切り替えがiOSとはまったく違っており、解らなかったです。「文字」ボタン長押しで設定。覚えてしまえばどうということもないんですが。電源ONでいきなり操作するインタフェースだけに、直感的にポンポンいじる中で出現して欲しかったところです。

加えて、アプリのアンインストールの方法。
対象アプリのアイコンを長押しして、アイコンをプルプルさせるまではiOSと同じ。ですが、そこから「アンインストール」という文字列にドラッグアンドドロップ。この感覚はiOSには無いと思います。新鮮。
プルプル状態から必死で「アンインストール」文字列を押そうとしたのは私だけでは無いはず…。

パフォーマンスの高さ

これまでiPad2などでは再生できなかった動画も難なく再生してくれます。
地デジクオリティのmpeg2-tsが、smbマウントしてからでもDLNAでもそのまま再生できました。シークも問題なし。再生できるよ〜という話は聞いていたもののちょっと感動。タブレットでやりたいことのうち、動画再生がいちばんパフォーマンスを要求するものでしたので、晴れて「全クリアー」感があります。

ハードウェア仕様

5GHz帯のWi-Fiに対応している点とステレオスピーカーな点が、とても好印象です。

Wi-Fiは、おそらく前述の快適な動画再生にも影響していると思います。私の住む集合住宅は、とにかく意味不明なほど2.4GHzのWi-Fi電波がとびかっていて、チャンネル指定で調整して回避できるレベルじゃないですのです。5GHz重要。
また、画面を横にした時に両側に来るように配置されたスピーカーからは、期待以上にステレオ感が感じられました。動画見るには画面はちょっと小さい気もするのですが、こういうところで期待を裏切られるのはうれしいです。

7インチの手ごろ感

電子書籍を読む場合やゲームをする場合は10インチよりも7インチのほうがしっくり来ました。本としては文庫本や新書のサイズ感に近く、ゲーム機としてはPSPくらいで、何かとやりやすいサイズです。私の視力がいいだけかもしれませんけど、A4サイズの書類をPDF化したデータも思いのほかフツーに読めました。

唯一サイズ不足を感じたのは、2人で動画を見るとき。…7インチタブでやることじゃないですね。はい。
もし私が学生なら、もう7インチタブレットにnasneとか買っておけば、テレビも買わずに済ませられる気がします。

Bad


Apple世界の呪縛

ほとんどのアプリはiOSと同じものがAndroidでも出ており、あまり違和感なく使えたのですが、代替の利かないのがApple純正の機能やアプリです。

まわりにiPhoneユーザーが多いお陰でiMessageやFacetimeを使うことが多いですし、妻とリマインダの共有などもしており、なんか置き換えしづらいです。音楽関連も。iTunes Matchにどっぷり浸かりはじめていますし、なによりもAirPlay目当てで買って便利に使っているオーディオがありますので、このへんも外せません。…そうなると、このサイズ感欲しさにiPad miniが欲しくなってくるわけですが。

こういうのが、いわゆるエコシステムの恐ろしさであり、メーカーの意図するところでもあるんでしょうね。

まぶしい

….輝度最低にしても、まだ明るい。暗いところではちょっとまぶしいレベル。バックライトの劣化を待つしか無いのかしら。

雑感


今のところ、「Androidでなきゃ」とか「iOSでなきゃ」というのは感じられません。
rootとったり脱獄したりとかしていけばお話は別なんでしょうけど、フツーに使っている分には「Androidは自由だ」とか「iOSは縛られている」ってのも何も感じません。Androidの大きなメリットにあげられるウィジットも便利は便利なのですが、iOSも通知やコントロールセンターが充実してきましたので、どちらでも構わない気がします。

実は家にいるときには、iPhoneよりもNexus7を触っていることのほうが多くなりました。 iPad2を買った時にはそんなことはなかったですので、7インチくらいのサイズはパーソナルユースには最適なサイズ感なのかもしれません。

特に変わったと感じるのがニュースの読み方です。
feedlyを日常的に使っていますが、iPhone主体で使っているときは興味のある記事はPocketに送ってからPCで詳しく読むようにしていました。見出しだけならともかく、全文をiPhoneの小さい画面で読むのは、つらかったためです。
Nexus7ですと、そのままfeedlyで全文を抵抗なく読めてしまいますので、一手間無くなった感じです。これも、Nexus7というよりは7インチというサイズのメリットなので、もしiPad miniがあったなら、どちらを気に入るのか...というのはまた別のお話ですが。

端末自体を迷われている方には間違いなくオススメできる機械だと思います。….いまさらですけども。

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