Google Chrome unresponsive icon / Remko van Dokkum
Google Reader終了が7月1日と迫っています。
公式には「ユーザ数の減少」がサービス終了の理由として挙げられていましたが
GoogleのReaderサービスに対するヤル気の無さは
今にはじまった事ではなかったため
本当の理由について、いろいろな憶測を呼んでいました。
この度、GoogleのシニアディレクターRichard Gringras氏が
米Wired誌に、それなりの理由を語ったようです。
"As a culture we have moved into a realm where the consumption of news is a near-constant process. Users with smartphones and tablets are consuming news in bits and bites throughout the course of the day — replacing the old standard behaviors of news consumption over breakfast along with a leisurely read at the end of the day."
私たちは、ほとんど絶え間なくニュースを見るような文化になっています。ユーザはスマートフォンやタブレットで一日中、ネットのニュースを見ています。これは、一日の終わりや朝食の時にニュースを見るという今まで当然だった習慣を置き換えるものです。
ニュースの視聴スタイルが
新聞やテレビで1日の決まった時間に見るものから
スマートフォンなどで絶えず受け取っているようなものに
文化自体が変わったというのです。
RSSリーダーは新聞のような「古い」慣習だというわけです。
この新しい習慣に対応するように
新しいニュースサービスも検討されているようです。
新聞やテレビで1日の決まった時間に見るものから
スマートフォンなどで絶えず受け取っているようなものに
文化自体が変わったというのです。
RSSリーダーは新聞のような「古い」慣習だというわけです。
この新しい習慣に対応するように
新しいニュースサービスも検討されているようです。
Indeed, Gingras said that Google is looking at “pervasive means to surface news across [Google's] products to address each user’s interest with the right information at the right time via the most appropriate means.”
実はGingras氏は、Googleが「適切な情報を適切なタイミングで最も適した手段によって、それぞれのユーザの関心に合わせてグーグルの製品群からニュースを浮かび上がらせるような手段」を検討していると語りました。
日本でもGnosyのようなサービスが始まっていますが
個人の嗜好に対して発信側がより積極的にアプローチするような
ニュースサービスを考えているようです。
ニュースサービスを考えているようです。
「古い文化」を好む人はどんな分野でもいます。
好きな人はそのまま好きなものを利用できるように残していくことが
多様性を生んで「インターネット的」だと思いますが
どんなにキレイ事を言ったところで
やはり企業は企業ということなんでしょう。
お金になるかどうか。
先日のAppleのiRadioの広告ビジネスモデルでも言われていたように
購入履歴からの個人の嗜好や位置情報を絡めると
広告の高い効果が見込め、広告の単価も上げられておいしそうです。
Readerサービスは既存リソースを維持するだけの魅力もなかった....
というところかしらなどと思ったりします。
先日のAppleのiRadioの広告ビジネスモデルでも言われていたように
購入履歴からの個人の嗜好や位置情報を絡めると
広告の高い効果が見込め、広告の単価も上げられておいしそうです。
Readerサービスは既存リソースを維持するだけの魅力もなかった....
というところかしらなどと思ったりします。
詳しい仕組みは存じませんがユーザごとのフィードや既読・未読情報の管理、
フィードごとに1時間ごとの更新チェックなど、それなりにリソースは喰いそうな気はします。
フィードごとに1時間ごとの更新チェックなど、それなりにリソースは喰いそうな気はします。
今回の終了で私がいちばん恐ろしかったのは
Google Readerは利用者が多いだけではなく
依存しているアプリやサービスが多かった点です。
Google Readerの普及によって
ライバルのサービスが少なくなっていたことを考えても
Google Readerの普及によって
ライバルのサービスが少なくなっていたことを考えても
ある種の社会的責任（...は言い過ぎかもしれませぬが）のあるインフラ的な側面があったわけですが
終了の判断には顧慮されていないことが明らかになりました。
つまり極端にいえば他のGoogleのサービスも
いつ終わってもおかしくないということです。
さすがに本丸である検索サービスや
企業向けに有償提供しているメールやカレンダーは終わらないとは思いますが
その他の雑多な無料サービス群は
あまり依存しないほうが無難だと感じさせられた事件でした。
...などとBloggerに書くのもアレですけども。
...などとBloggerに書くのもアレですけども。
ともあれ、まだRSSリーダーの移行先を決められていない方は
ひたすら言っているようにfeedlyオススメです。
→忘れやすいの: Google Reader 終了。まだあわてるような時間じゃない。ひたすら言っているようにfeedlyオススメです。
→忘れやすいの: いちばん抱かれたいRSSリーダー feedly
