忘れやすいの: 徳田毅前政務官の女性問題

徳田毅前国土交通・復興政務官

尖閣情勢の合間でちょこちょこと聞こえる
徳田毅前国土交通・復興政務官の女性問題。
民主の前原さんや社民の福島瑞穂さんが久しぶりに元気です。

問題自体がふって湧いたような印象しかなく
よく解らないので整理をしてみます。

問題の発端

２月４日に菅官房長官が徳田氏の突然の辞任を伝たのが発端。
明らかにできぬが…徳田政務官、女性問題で辞任 - 読売新聞

菅官房長官は４日午前の記者会見で、自民党の徳田毅国土交通・復興政務官（４１）から「一身上の都合」を理由に辞表が提出され、受理したことを明らかにした

その「一身上の都合」は週刊新潮2月14日号（2月6日発売）に
徳田氏の「スネの傷」が掲載され、世間に知れるということでした。
新刊新潮に「『徳田毅代議士』が慰謝料1000万円の『未成年女性』泥酔... - jcast

順風『安倍内閣』最初の一大スキャンダル！懲役5年の『内柴被告』と同じ穴の『国土交通政務官』

日本最大の民間医療組織『徳洲会』の御曹司、徳田毅代議士は41歳の若さで国交大臣政務官に抜擢された。だが、前途洋々の彼には政治家の資質を問われる脛の傷があった。だが、前途洋々の彼には政治家の資質を問われる脛の傷があった。新婚早々、知人の若い女性を酔わせ、強引に関係を持ち、裁判を起こされたのだ。

女性問題の経緯

徳田氏のスネの傷を「内閣」のスキャンダルと騒ぎ立てる新潮の下品さはさておき
氏の行状も立派に酷そうです。
産經新聞の記事によると、内柴さん的（？）なことをして
裁判を起こされ、１千万円を支払い和解したというもの。

平成１９年、女性（２８）から「一緒に飲酒し泥酔したところ、無理やり○○関係を結ばされた」として、損害賠償の訴えを起こされていたことが分かった。徳田氏は事実の一部を認め、女性とその知人に謝罪して計１千万円を支払うことを条件に和解していた

和解金のうち８００万円は、父親の徳田虎雄元衆院議員が理事長を務める徳洲会グループに用立てさせていた

女性は１９歳だった１６年２月、知人の紹介で徳田氏と都内の飲食店で会食した際、酒を勧められて飲酒し泥酔。徳田氏が宿泊しているホテルに案内され、泣きながら「やめてください」と求めたものの、無理やり○○関係を結ばされた

提訴から約３カ月後、徳田氏が女性とその知人男性に深く謝罪し計１千万円の慰謝料を支払うこと、訴訟内容について口外しないことなどを条件に和解が成立

訴訟内容について、徳田氏側は東京地裁に記録閲覧制限を申し立て、地裁がこれを認める決定をしたため、内容は一切外部に漏れない形で封印されていた

発生から提訴までも間が空いていてややこしいです。
時系列に整理してみると...

2003 徳田氏結婚
2004 女性が徳田氏に暴行される
2005 徳田氏が衆議院選挙に無所属（民主党推薦）で初当選
2006 徳田氏が自民党に入党
2007 女性が徳田氏を訴える
2007 両者1000万で和解
2012 徳田氏が政務官就任
2013 週刊誌が事件を掲載

問題点

徳田氏は一部事実を裁判で認めていますので
国会議員としての資質が疑われて当然かと思えます。
相手の出方次第では刑事罰の可能性もあったわけです。
今回はいわゆる親告罪のため、被害者が告訴しないかぎり警察・検察は動けません。
政務官辞任だけで済まないかもしれません。

反面、被害者とは既に和解しているということは
酌量すべき点であるとも思えます。
また、初当選は民主の推薦だった点、民主の細野さんや維新の橋下さんも
（レベルは全然ちがいますが）スネに傷がある点などを考えると
党によっては言い立てにくそうな部分もあります。
福島さんはしばらく鬼の首をとったかのようになるかと思いますが。