緊迫する尖閣情勢に一服の清涼剤という感もあった、原口一博氏の
「グーグルアースを見ればどこに艦船があるかわかる」発言。
ご自身のfacebook上で発言の意図についてご説明されたようです。
発言自体は上記動画のとおりです。
2月7日の衆院予算委員会にて照射が起きた自衛隊艦船の場所について
小野寺防衛相に、ただしているときの発言です。
防衛相は海自部隊の運用上、ぎりぎりの線でしか話せないとしたうえで、
「東シナ海の公海上、日中中間線の日本側」と答弁されました。
それを受けて、詳細な照射を受けた位置の公表をせまる原口氏。
もう相手に場所分かってるじゃないですか。だって、レーダー照射までしてるわけですよ。グーグルアースか何かを見れば、分かりますよ。どこに日本の艦船がいたか。で、隠さなくていいことまで隠し、出さなきゃいけないことを出さない
いまいち質問の意図は解りづらかったのですが
「詳細な座標を公開すれば、どこで事件が発生したか
みんながグーグルアースや地図上で確認できるよ。」程度の意味とも思えました。
ですので「リアルタイムで見られるわけないだろ」「偵察衛星かよ」のような批判は
ちょっと気の毒に思っていたのですが...
今回のご自身の説明を読む限り
原口さんの「グーグルアース」のイメージは
どうやらバカにされまくっている方で合っていたようです。
http://www.facebook.com/kazuhiro.haraguchi/posts/478729685525535
http://www.facebook.com/kazuhiro.haraguchi/posts/478730612192109
私が質疑の中で「グーグルアースで艦船を見ることができると断言した」と誤解されて、それが一部の方によって拡散されておきたのではないか
グーグルアースで全く見えないかというと、それは何とも言えません。過去の衛星画像などを張り合わせたものがグーグルアースの画像とされています。リアルタイムで見えることはなくても、過去の画像があれば、原理的には見えるかもしれません。実際に福島第一原発事故の映像は、グーグルアースで鮮明にみることができました。
なおもイマイチ何を言っているのか解らないのですが
「過去の画像があれば見える」とおっしゃっているということは
ずっと録画され続けている地点がある？とか、そういうイメージなのでしょうか。
弁解というより上塗ってしまった感じです。
好意的な解釈の余地を自らつぶしてしまわれました。
さらに悲しい事実ですが原口さんは元総務大臣です。
総務省は情報通信など仕切っているところです。
たとえ今回の世間の解釈が誤解だったとしても
自分の管轄していた分野を人にうまく伝えられていない時点で
当時の認識の程度は知れます。
ぼかした感じでただ誤解だと言っておくか
黙っておくかが正解だったんでしょうね。
