Olympic flag flying outside Eland House / Department for Communities and Local Government
IOC、“独立パフォーマンス”朴種佑の懲戒を (2月)11日確定
国際オリンピック委員会(IOC)が11日、“独立パフォーマンス”朴種佑(パク・ジョンウ、24、釜山)に関する懲戒委員会を開き、懲戒の程度を最終決定する。
朴種佑は昨年夏、ロンドン五輪男子サッカーの3位決定戦で日本に勝った後、「独島(ドクト、日本名・竹島)はわが領土」と書かれた紙を持ってパフォーマンスをしたため、IOCの「スポーツ試合での政治的な見解表明禁止」原則に反するという理由でメダル授与式に出席できなかった。
私を含め、ほとんどの方が忘れてかけていたと思いますが
1年越しでようやく結論がでる(かもしれない)ようです。
FIFAのように延長しまくる可能性はあります。
昨年12月のFIFAが確定した懲戒は下記のようなものです。
Aマッチ2試合出場停止および3500スイスフラン(400万ウォン)の罰金今日のレートで400万ウォンは34万円程度です。
この処分を検討してIOCの懲罰委員会でメダル剥奪の必要性などを
決定するということのようです。
逆に言うと「2試合と34万円を引き換えに、
世界の耳目が集まる場所で政治的アピールができた」とも言えるわけです。
領土問題を抱えている国は世界にいくつもあるわけで
途上国などには特に、安価なアピールの場があれば魅力的でしょう。
近々の先例となりうるだけに
FIFAにしろIOCにしろ、なかなか難しい判断だと思います。
他のロンドンオリンピック中に起きた問題です。
差別つぶやきで五輪追放 ツイッターでギリシャ選手
今度は「韓国人侮辱」スイス選手追放 ツイッター人種差別発言
2つともギリシャ・スイスの各国オリンピック委員会が
自主的に判断して処分を科しています。
他方、今回の問題で韓国オリンピック委員会の独自処分というのは
聞いたことがありません。
ただただ違反選手に同情的な韓国内世論に同調しているニュースのみです。
韓国サッカー協会もFIFAへの処分軽減の運動は報道されていましたが
なにかしらの処分を違反選手に科したというのは聞きません。
そんなわけでIOCにしろFIFAにしろ
通常期待できる自浄作用が働かなかった分
悩ましい問題なんだろうなと思えます。
なんといってもロンドン五輪はSamsungがスポンサーでしたので
それほど厳しい裁定は期待できないんでしょうけれども
裁定によっては今後、途上国によるスポーツの場での政治的アピールは
増えてしまうかもしれません。
追記:決定されました → 忘れやすいの: IOC 韓国の五輪憲章違反者の懲戒を決定