2013/02/03

インドの現実



India - Agra - 012 / mckaysavage 

昨年末から今年の1月にかけて
耳にすることが多くなったインドのレイプ事件についてです。
ニュースの描写が「なぜか」必要以上に詳細で
聞くに耐えないものが多いです。

 女性が怯えて生きるインドのおぞましい現実 - Newsweek
インドの地図を広げ、どこでもいいからピンを刺してみるといい。そこではきっと、誰かがレイプされている。これも誇張ではない、真実だ。
 バス、寝室、小学校…あらゆる場所で起こるレイプ被害 IT大国インドの恥部 - ZAKZAK
身分制度カーストによる差別が根強く残り、社会進出する女性への嫉妬ともとれる犯罪は後を絶たない

IT分野での躍進やとにかく踊りまくりの映画などから
どちらかというとインドは明るいイメージがありました。
しかし、ちょっと調べるだけで暗い気分になるような
暗部があるようです。
レイプ事件の頻発は、依然として残るカースト制度の差別意識が
原因としてあるようです。

インドでは陰でこのようなことが囁かれている。
「不可触民(ダリット)の娘たちは処女がいない」
なぜ、不可触民(ダリット)の娘たちは処女がいないのか。
理由を聞くと、あまりの恐ろしさに絶句する。
不可触民の娘なら何をしても警察は相手にしないので
男たちが道を歩いている不可触民の娘たちを
好き勝手に集団レイプするからだという。
果敢に訴えた不可触民もいるが
家ごと燃やされて焼き殺されたりして凄惨な末路を迎えている。
ほとんどが泣き寝入りになる。
もちろん、警察は動くことはないし、悪が糾弾されることはない。
引用元。あまりに写真が凄まじいのでリンクにはしません。。http://www.bllackz.com/2011/01/blog-post_5583.html

2011年のデータでインドでの強姦事件の認知件数は約2.4万件。
人口が12億人なのでざっくりと10万人あたり約2人
日本では人口1.2億人に対して認知件数約1000件で
ざっくりと10万人あたり約1人
だいたい日本の倍くらい発生しているということです。
同様にレイプが多いと言われる韓国でも
人口5000万人に対して認知件数約2万件で10万人あたり...
約40人。...あれ?計算間違ってないよな。

ただ、あくまで「認知件数」であるところがミソで
日本の数字を含め、警察が把握してない数は含まれていません。
事件が事件だけに泣き寝入りしている数も相当ありそうです。
また、上記の悲惨な記事を読むと
インドの場合はそもそも警察が動かないようなので
泣き寝入りケースは相当多そうです。

韓国では児童性犯罪者に限ってですが
近年化学的去勢が行われているようです。
また、GPS足輪もすでに強制されるようになっています。
化学的去勢は一部アメリカやデンマークではやられているということです。

なぜかこういう政策は日本での議論されているという話を聞きません。
「進歩」主義的な勢力(日教組とかデモ大好きな人々とか...)が
強すぎるせいかしらと思っているのですが
ホントのところはわからないです。
日本でも少ないとはいえ、数字の1つ1つには必ず被害者がいるわけです。
再犯率が高い犯罪らしいですので、化学的去勢で加害者の人数は減るわけですから
件数の減少は見込めそうですし
結局は加害者のためにもなるんじゃ無いかなと思うのですが、どうなんでしょう。

別問題なのですがインドのレイプは
これまでも構造的に起こっていたはずの問題です。
しかし、なぜか最近になって唐突に報じられるようになり
なぜか報道の描写が詳細すぎるのは
何か政治的な意図があるような気がしていたりします。
上記の通り、認知件数に過ぎないとはいえ
まだ発生率は韓国より遥かに低いわけです。
韓国=レイプの報道はそれほど聞いたことは無いのに
インド=レイプの報道は集中的にゴロゴロ出てきました。
奇しくも自民党が政権をとって
「アジア」各国と安全保障その他の結びつきを深め始めた時期と
リンクするような...考え過ぎですかね。。


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