東芝が3モデルの10インチAndroidタブレットを発表しました。
「Excite」という製品ラインで、このうち2モデルがTegra4を搭載します。
Exiciteシリーズ自体は東芝の海外モデルの名称として従来からあるものです。
いくつかの海外サイトが「excite tablet」と言っているのを見て
なんか興奮しまくっとる...と思ってしまったのは秘密です。
すべて10インチで、デザインも基本的には同じです。
Android4.2を搭載している点も3モデル共通です。
報じられている限りでは
オプションのキーボードドックも3モデル共通に使えるようです。
Excite Pure (エントリ機 )
- プロセッサ Tegra3
- ディスプレイ 1280x800 Gorilla Glass1
- 背面カメラ 無し
- ストレージ 16GB(microSDスロット有り)
- 300ドル
- 6月下旬発売
Excite Pro
- プロセッサ Tegra4
- ディスプレイ 2560x1600(300ppi) Gorilla Glass2
- ストレージ 32GB(microSDスロット有り)
- 背面カメラ 8Mピクセル
- ハーマンカードンスピーカー
- 500ドル
- 7月(上旬?)発売
Excite Write
- ワコム 1024段階筆圧検知デジタイザーペン
- 東芝製ノートアプリ「TruNote」「TruCapture」
- その他はExcite Proと共通スペック
- 600ドル
- 7月発売
仕様をできるだけ共通化して効率化・コストダウンを図るという
これまでの日本企業の製品らしからぬ姿勢が見られます。
市場環境の厳しさに企業も変わりつつあるということかもしれません。
その効果か、各モデルの性格がはっきりして
分かりやすくなっていると思います。
Proは現在考えられる限りのハイスペックぶりで
仕様的には文句なしのモデルといえます。
従来から言われているTegra4自体の懸念点、
バッテリー消費が激しいので大容量の搭載が避けられない結果、重くなるだとか
発熱が激しすぎるだとかが解消されていれば、いい機械になりそう。
Writeの評価はアプリの出来次第だと思われます。
デジタイザペン搭載のタブレットはこれまでSamsungくらいしか思いつきません。
わざわざ1024レベルの筆圧検知を搭載したということは
文字を書くだけではなく絵を描くことも意識している仕様だと思います。たぶん。
7インチタブレットの人気が伝えられる中、
積極的により大きな画面を使う理由を付加したということです。
ただ、高精度な入力を直感的にきちんと画面に反映できるかはアプリ次第です。
絵を描く人にとっての最良の選択肢になるかもしれませんが
ただのペン付きのProになってしまう可能性もあります。
そして日本メーカーは昔からソフトウェアの出来がとても微妙な印象ですので...がんばってほしいですね....
値段は仕様的には妥当か、むしろ頑張っていると思えますが
低価格の7インチがぞろぞろ発売される市場でどこまで売れるか
心配だったり楽しみだったり。