2013/07/09

Tizenは死んでいなかった


ブサイクなキャラクターで話題の多くの大企業が参加することで話題のTizen。
Firefox OSやSailfish OSなどと同様に
iOS・Androidに続く「第3のOS」として衆目を集めています。
開発は米Intelと韓国Samsungが進めており
日本ではdocomoが意欲的に採用しようとしていることで知られています。
docomo独自サービスを自由にOSに載せられるのがいいんですと。
docomoは下半期にも搭載機種を投入することを表明しています。
そもそもTizenて何やねん的な場合は、この辺を御覧ください。

そんな中、先日ロシアのITジャーナリストが
「Tizenはほぼ死んでる」という内容をツィートして
世界を驚かせていました。
Tizenの開発がスケジュールから遅れていたのですが
それはもはや「遅れ」ではなくプロジェクトを止めているのだというわけです。
ドコモにとっては幸いな事に
開発は続行されていると、Intelがこれを否定しました。
Intel is very committed to the development of Tizen. We see a unique role for Tizen in the industry to create and to grow a new, open and flexible, mobile operating system that allows developers to “write once/run on many devices”. Tizen has received broad industry support through the Tizen Association and has achieved major milestones this year including establishing the storefront, releasing the Tizen 2.1 source code, the Tizen IVI 2.0 and the Tizen 2.2 Beta SDK that was just released yesterday.
IntelはTizenの開発に全力で取り組んでいます。開発者がつくるアプリが「1つ作れば多くのデバイスで動作する」ような新しくオープンで柔軟なモバイルOSを作り育てるために、私たちはTizenには業界における独自の役割があると考えています。TizenはTizen Associationを通じて広く業界の支持を受けて来ました。また今年は、ストアの設立、Tizen 2.1ソースコード・Tizen IVI 2.0・昨日リリースされたばかりのTizen 2.2 Beta SDKをはじめとする大きなマイルストーンを達成してきています。

Tizenに対してただならぬ意気込みを持っていただけに
ホッとしているドコモ関係者は多そうですね。
ただ、予定よりも開発が遅れていることは事実ですし
このようなウワサが出てくるということは
開発体制の変更などがあるのかもしれません。

個人的には新興の4陣営の中でいちばん魅力を感じられないOSなので
開発キャンセルになってくれててもまったく残念ではなかったのですけども。


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