2013/06/12

FeedlyがGoogle Readerから離れ、自社サービスでの提供を開始


7月1日に迫るGoogle Reader終了ですが
乗り換え先サービスの有力候補Feedly
めでたくGoogle Readerサービスから脱却し
自前のサービス提供をはじめました。
With only three weeks remaining before Google Reader disappears for good, Feedly has completed its transition away from the dying service and onto its own backend cloud. Feedly has been among a host of third-party Reader clients searching for a new way to handle their users' RSS feeds, which have long been loaded and synced over Google's servers. Now that Feedly is officially supported by its own backend, the service can continue to work after Reader shuts down on July 1st, and give users what should be a seamless transition away from Google.
Google Readerが永久に消滅するまで残りたった3週間ですが、Feedlyはこの死にゆくサービスから自分たちのバックエンド(システムにおけるユーザに見えていない部分。サーバとかデータベースとか。)クラウドへの移行を完了しました。Feedlyは、ずっとGoogleのサーバで配信・同期されてきて、(Googleリーダーの終了に伴い)ユーザのRSSフィードの新しい管理を模索する他のRSSリーダーアプリにも、(Googleリーダーと同じように)サービスを提供する会社の1つです。今やFeedlyは公式に自分たち自身のバックエンドによってサービスを提供できているので、FeedlyはGoogle Readerが7月1日に終了した後も動作し続けることができます。また、ユーザにはGoogleからのシームレス(継ぎ目のない。ユーザが意識する必要もないこと。)な移行を提供できます。

他の多くの会社もGoogle Readerに代わるものの製造を表明していますが、本日の移行でFeedlyはGoogleの門を出た最初のサービスの1つになります。また今のところ最も前途有望な選択肢です。その大部分は、他の企業のアプリが新しいFeedlyのクラウドを使うことを、Feedlyが容易にしていることによるものです。すでに多くの有名なRSSリーダーアプリが6月末までにFeedlyに対応することを表明しています。ですので、もしあなたがFeedly自身のアプリのファンではなくても、試してみる選択肢は少なくはないでしょう。今のところFeedlyはまだGoogle Readerへもユーザデータを同期させていますので、愛好家はあと数週間はGoogle Readerを手放さないでいられます。

ユーザは意識しない部分ですが、フィード情報の管理について
これまでGoogle Readerとして提供されてきたGoogle管理のサービスを利用して
Feedlyは動作していたわけですが
その管理の部分もFeedly独自のものに変わったということです。
これで7月1日が過ぎてもFeedlyはこれまで通りに動作するということが
ほぼ確定的になったと言えます。

Feedlyのホームページにある通り、現状のFeedlyは
Firefox、Chromeなど各種ブラウザの拡張機能として利用できるほか
iPhoneなどのiOSアプリAndroidアプリが用意されています。
インストール後はGoogleアカウントの認証をするだけで使えますので
「移行」などと意識するヒマもありません。

私はiOSアプリとChrome版を使っています。
今回、バックエンド変更ということで確かめてみましたが
iOSの方はアプリのアップデートがあっただけです。
Chromeは拡張機能を自動でアップデートしてくれるせいか
まったく何もしてません。
もちろん使用感は何も変わらず。

追記ーーーーー>
その後公式ページにおいて
デスクトップ(ブラウザ)版も明示的にアップデートしてね。という指示を含む
詳細な解説が出ました。なんか勇み足だった模様です。スミマセン。

すでにfeedlyを使っている方は
http://www.feedly.com/index.htmlにアクセスして
拡張機能をアップデートするようにしてください。
iOS、Androidも各Appストア経由でアプリを最新版にアップデートをします。

デスクトップ版の最新版は16.0.512です。
デスクトップ版は起動すると左下にバージョン番号が表示されますので
最新版かどうかを確認してください。

その他、公式ページにある重要な情報としては、
最新版がインストールされると2〜3日以内にデスクトップでは緑色のバナー
iOSなどモバイルでは緑色のカード(「feedly cloud」って書いてあります)が出現します。
それがgoogleからfeedlyのクラウドに移行されたお知らせです。

他のデバイスでfeedlyを使用している場合は
お知らせを確認したら、他のデバイスでもfeedlyを再起動します。
すると、すべてのデバイスでfeedlyクラウドに接続するそうです。

初回だけは履歴(既読)情報を引き継げないほか
スターをつけた項目も1000個までしか引き継げないという限界があるようです。
移行後もGoogle認証(つまりこれまでと一緒)でfeedlyにアクセスできます。
まもなくTwitter、Facebook、Tumblr、LinkedInをサポートするよ。らしいです。
<ーーーーー追記ココマデ

今後は安定稼働が課題かしら...というところですが
アクセスが殺到したGoogle Reader終了宣言の当日にすぐさま対策している実績をうけて
私自身は信用しきっていたりします。
それほど大きくない会社だけに
無料サービスのままいけるのかな...という不安はありますが
すくなくとも現状無料で、アクセスするだけで移行は済みます。
まだ引越し先に迷っている方は
バックアップの意味でも一度つかっておいて損はないと思います。

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