新興スマホOSのニュースが出てきました。
フィンランドのJolla(ヨラ)社が開発するSailfish OSの事前注文が
5月にも開始されるというもの。
1月にあった展示会で話題になっていた次世代スマートフォンOSは4つありました。
Firefox OS、Tizen、Ubuntu Touch、そしてSailfish OS。
→忘れやすいの: 次世代スマートフォンOSについて知っておく
大手が推進するTizenや実績のあるFirefoxなどと違い
資金的にも規模的にもSailfish OSは発売まで苦労しそうな印象だったのですが
さらっと注文までこぎつけてしまいました。
Get your thumbs ready, Jolla fans. The first smartphones running its Sailfish OS will go up for pre-order next month when what sounds like a Kickstarter-style crowdfunding campaign gets under way.
Jollaファンの方、準備しましょう。Sailfish OSが動作する最初のスマートフォンが、来月(5月)から事前注文を受け付けます。Kickstarter形式のクラウドファウンディングのようなキャンペーンが始まります。
Jolla chairman Antti Saarnio broke the news in an interview with the Finnish Economic Times. And like many Kickstarter campaigns have done, Saarnio says that Jolla plans to offer special goodies to those who are willing to plunk down their hard-earned cash in advance.
Jollaの社長 Antti SaarnioはFinnish Economic Timesのインタビューでこのニュースを明らかにしました。多くのKickstarterキャンペーン同様に、Jollaは事前に出資しようとする人に、特典を提供する予定だとSaarnio氏は述べました。
Saarnio made it clear in his interview that this isn’t really crowdfunding. Jolla, he states, already has its finances in order and doesn’t need a grassroots campaign to fill its coffers. This is just a way for enthusiasts to show their support with their wallets, which, arguably, is pretty similar at the end of the day.
Saarnio氏はインタビューで、これが本当はクラウドファウンディングではないと明らかにしました。Jollaはすでに充分な資金があり、金銭を得るために草の根のキャンペーンをする必要はない、と彼は言います。これは正に、ファンが金銭で彼らの支持を示す方法であり、恐らく結局はクラウドファウンディングにとても似ています。
クラウドファウンディングとは
主にネットから不特定多数の出資を募る方法です。たぶん。
Jolla社は始まったばかりのベンチャーだけに
フツーにKickstarterで出資を募っても、なにも驚かないくらいの印象でしたが
意外にも資金は今のところ充分な模様。
Sailfish OSは「現代的なスカンジナビアン・デザイン」が特徴になるそうです。
上記の関連リンク内でも触れていますが
Jolla社はSailfish OSとともにハードウェアも手がけています。
つまりAndroid的ではなく、Appleがすべてを手がけるiPhone的な作り方です。
ハードとソフト両方の開発に「小回り」が効くというメリットがあるので
新興の4陣営の中で、いちばんカッコいいものになる可能性は大いにあります。