7インチのAndroidタブレットで、そのまま電話ができます。
一見キワモノ感はあるのですが
個人的には、7.9インチのiPad miniを触っていて
もうこれで電話できればiPhoneいらないんじゃ...と
思ったことがあるのも、事実です。
そもそもあまり電話をしない人間ですので...。
Bluetoothヘッドセットを常用しているような人にも
画面の大きさは関係なさそうなので便利そう。
そんなわけで、人によってはツボを押さえた製品かもしれません。
例によって、タブレットとしてのスペックを他の7インチと比べてみます。
同じASUS製のGoogleブランドNexus7。
電子ブックリーダー用途の安タブで私的にマダマダ一番のオススメ、MSIのEnjoy71。
→忘れやすいの: MSI 7インチAndroidタブレット Enjoy71
Nexus 7 | Enjoy 71 | Fonepad ME371 | |
---|---|---|---|
OS | Android 4.2.2 | Android 4.0 | Android 4.1.2 |
プロセッサ | Tegra3 4core 1.3GHz Coretex-A9 GeForce 12core | AML8726-MX 2core 1.5GHz Cortex-A9 Mali400 2core | Atom Z2420 1core 1.2GHz PowerVR SGX540 |
メモリ | 1GB | 1GB | 1GB |
解像度 | 1280x800 | 1024x600 | 1280x800 |
ストレージ | 16GB | 8GB | 8GB |
無線LAN | b/g/n | b/g/n | b/g/n |
Bluetooth | 3.0 | - | 3.0 |
サイズ(mm) | 198.5x120x10.45 | 191×119×8.9 | 196.6×120.1×10.4 |
重さ(g) | 340 | 299 | 340 |
価格 | ¥19800 | ¥15800 | ¥29800 |
その他 | GPS/NFC | microSD | GPS/microSD GSM/W-CDMA |
ストレージが8Gな点は、micoSDカードで補えるので
それほどマイナスにはならないと思います。
同じASUSなせいか、Nexus7とサイズや重量などが
ほとんど変わらないのが面白いです。
では、Nexus7と同じ感覚でタブレットとして使えるのか?
ポイントはAtom Z2420という、
遅ればせながらIntelがスマートフォン向けに投入した
見慣れないプロセッサだと思います。
パフォーマンスについて、なかなかはっきりとした記事が見つからなかったのですが
Nexus7とFonepadのベンチマークを
比較している方がいらっしゃいました。
Bear in mind that the tablet has Intel inside, one of the few mobile devices to be powered by an Intel processor—an Intel Atom Z2420 operating at 1.2GHz, specifically. The Google Nexus 7′s 1.2GHz quad-core Nvidia Tegra 3 proc scores higher in benchmarks. For example, in AnTuTu, the FonePad averages 7000 and the latter, 12000. Real-world performance seems to agree with synthetic tests, too.
このタブレットは「インテル入ってる」なのを忘れないように。具体的には、1.2GHzのIntel Atom Z2420というインテルプロセッサで動作する数少ないデバイスです。Google Nexus7の1.2GHz 4コアのNvidia Tegra3のほうがベンチマークスコアは高いです。たとえばAnTuTu(Androidのベンチマークアプリ)ではFonePadは平均7000で、Nexus7は12000です。現実のパフォーマンスも模擬的なテストと同じ風だと思います。
また、こちらのベンチマークスコア比較では
Fonepad 5553に対してNexus7 12166となっています。
このベンチマークスコアの差はどれほどのものか?
上の記事と同じバージョンのAnTuTuで計測した
Enjoy71のベンチマークスコアは見つけられなかったのですが。。
参考までに、Enjoy71と同じプロセッサAML8726-MX搭載機器のスコアです。
もはやタブレットですらないんですが。。
なぜか動作クロックが1.32GHzになっているのですが
Androidセットトップボックスのスコアは7827。
USB接続のAndroidスティックのスコアは8461。
機器の用途が異なるので断言できるわけではありませんが
Fonepadのスコアはどちらかというと
Nexus7よりはEnjoy71に近そうなスコアであるという印象ではあります。
つまりNexus7を想像して買うと、痛い目を見るかも?です。
そもそもAtom Z2420は
Intelが新興市場スマートフォン向けと位置づける低廉な製品なので
このスコアの差をして「インテルこけちゃってる」とは言えるわけではありません。
おそらくゲームや動画でガンガン使うとかではなく
ネットやメール程度には充分だと思います。
電話しつつ調べ物...のような
仕事向けに大人な使い方をされる方には
フィットしそうな製品と言えそうです。