2013/02/13

IOC 韓国の五輪憲章違反者の懲戒を決定



Olympic flag flying outside Eland House / Department for Communities and Local Government


IOCによる韓国サッカー選手の五輪憲章違反、いわゆる竹島パフォーマンスの処分が
ようやく決定したようです。
飛ばしのような韓国メディアソースの記事が多かったのですが
IOC公式のHPに記載されたので、もう間違いなさそうです。

IOC issues warnings to footballer Park, Korean NOC - IOC
The Executive Board (EB) of the International Olympic Committee (IOC) today issued strong warnings to Korean footballer Jongwoo Park and the Korean Olympic Committee (KOC) for inappropriate behaviour exhibited by the athlete during the London 2012 Olympic Games.

処分の要点です。
  • 違反選手と韓国五輪委に厳重注意
  • メダルは授与
  • 違反選手への五輪憲章の教育を要請
計画的ではなかったと判断されたからか
スポンサーSamsungの力が大きかったからか。
理由は定かではありませんが
大方の予想通り、甘めの処分で落ち着きました。
スポーツと政治を結びつける
悪しき前例とならなければよいですね。

別の点で気がかりなのが
巻き添えを喰らった感のある旭日旗です。
問題発生当時、韓国人・韓国寄りの方々に言い訳として使われてしまいました。
「旭日旗は見逃すのに、なぜ朴鍾佑の独島セレモニーは問題視されるのか」「なぜIOCが人種差別主義と帝国主義の象徴である日章旗の使用を許しているのか納得ができない」「ヨーロッパの国が試合を行う時にナチスのマークを掲げるのと同じこと」
「あいつもやっているから」式の幼稚な論理なのですが
しかも批判しているのに旭日旗と日章旗の区別すらできていない人がいたりするのですが
ともかくも、これを受けて日本サッカー協会はその後の日韓戦では
旭日旗を事実上禁止するような措置をとっています。
混乱を避ける為の一時的な措置であるなら良いのですが
「慣例」として定着させるのは避けたいところです。

たとえば10年くらい前に旭日旗へのこれほどの文句は
聞いたことがありませんでした。
では、一体いつからか....
わかる範囲では、同じ韓国のサッカー選手である奇誠庸(キ・ソンヨン)が
日本へ行った差別ジェスチャーの言い訳にしたのが最初のようです。
2011年1月25日、AFCアジアカップ2011準決勝「日本対韓国戦」において奇誠庸は、前半にPKで得点した後、パフォーマンスで「猿」の物真似を行った。「猿」は韓国社会において日本人を侮辱するときに多用される蔑称であることから、韓国のメディアや韓国ネチズンの間でその行為が波紋を呼んだ。
試合後、奇誠庸は韓国メディアの取材に対し、試合の前から用意していた猿真似だったと語っていたが、その後に自身のTwitterで「観客席の旭日旗を見て涙が出た。私も選手の前に大韓民国国民です…」と発言、旭日旗に腹が立ったことを理由に故意に上記のパフォーマンスを行ったことを主張した。韓国ネチズンの間では「旭日旗に復讐しただけ」という賛成意見が大勢を占めるようになった。
しかし実際には、観客席のどこにも旭日旗などなかった。  
日本サッカー協会(JFA)は、大韓サッカー協会(KFA)に対し、奇誠庸への聞き取り調査を依頼したところ、奇誠庸が「あのパフォーマンスは日本人に対してではない。セルティックでプレーしていて、相手のサポーターから韓国人ということで猿呼ばわりされている。そういう差別発言をする人たちに向けてやった」と前言の旭日旗に関する発言を翻し、KFAも「結果として日本の皆さんに誤解を与えることになり、申し訳なく思う」と謝罪した
この試合を取材していた産経新聞のカメラマンは「日本側の応援席で旭日旗を見た記憶はない。断言はできないが、少なくとも目につくような大きさの旭日旗は見なかった。」と証言している。また、2011年1月27日に放送されたテレビ朝日のワイド!スクランブルでは、旭日旗が掲げられた応援席の写真を映しながら「歴史的な日韓の葛藤」を論拠に奇誠庸の行為を擁護した。しかしその写真が2010 FIFAワールドカップの日本対オランダ戦の時のもので、試合当日のものではなかったため、「韓国の報道を検証なしに引用したため間違ってしまった」と翌日の番組で謝罪・訂正することになった。
黄色人種が黄色人種をサルとバカにして楽しいのかとか
火に油を注ぐ「日本の」マスコミとか、突っ込みどころは多いのですが
その場しのぎの言い訳が原因で
伝統的・象徴的な意匠が否定されていくのは淋しい限りです。

また、その思いつきのような言い訳が
歴史と結びついて「正当性」を得たようになってしまっている点
数々の「歴史問題」が解決しない理由が垣間見えるようです。

なお、旭日旗をドイツの逆十字・ハーケンクロイツと同列に語る方が
韓国の方を含め、よくいらっしゃいますが
ハーケンクロイツはナチス(党)の標章です。
旭日旗と同じ位置付け、軍の標章として使われていたのはドイツでは鉄十字です。
鉄十字は現代ドイツでも普通に使用されている意匠です。
ナチスと同じような組織は日本では大政翼賛会ですが
その標章は見たことが無い人の方が多いのではないでしょうか。
そういう意味では「日本のハーケンクロイツ」は
ほぼ根絶されていると言えます。



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