2013/02/21

品質のドコモ


イギリスのネットワーク調査会社のLTE通信速度調査で
対象9ヶ国中、日本は最下位だったそうです。
日本はこの9ヶ国/地域(スウェーデン、香港、デンマーク、加、豪、韓、独、米、日)のなかで最もスピードが遅く、下りが平均で7.1Mbpsとなっている。
事業者別ではソフトバンクユーザーが平均が16.2Mbps、KDDIが同14.8Mbpsに対し、NTTドコモが同5.5Mbpsで国別の平均を7.1Mbpsまで押し下げた格好。

内訳。


一般ユーザのAndroidアプリでの計測であることや
端末の内訳・人数なども非公表なので
調査の信頼性に微妙な部分はあるのですが、興味深い数字です。
「品質」がウリだったドコモが、最近いいウワサを聞かないのも事実です。
昨年8月以降、自社のスマートフォン向けメールサービスで不具合を頻発し、昨年末に対策本部を立ち上げたばかり。にもかかわらず、1月25日には約4時間半にわたって東京都心部で大規模な通信障害を起こし、総務省から行政指導を受ける事態に発展した。

ドコモは2月19日にLTE契約が1000万を突破したと発表しています。
しかし速度が遅かったのは
利用者が多くて回線が混んでいたという可能性があるので
喜ぶだけでは終われないニュースです。

ついこの間まで「つながらない」はソフトバンクの代名詞だった気がしますが
状況は変わりつつあるのかもしれません。
ソフトバンクに関してはイーアクセス買収の効果として
着々と品質面での強化を図っているようです。
昨年10月にイー・アクセスとの経営統合を発表し、LTEサービスの拡充を進めてきたソフトバンク。その1つとしてソフトバンク版iPhone 5がイー・モバイルのLTEを使うための技術認可を2012年11月19日に通過していたことが明らかになりました。
これがイー・モバイルのLTE網にあたり、今後のアップデートでソフトバンク版iPhone 5でもイー・モバイル網を利用できるようにするための準備が整ったことになります。

野菜を売り始めたり、ファッション事業に進出したり
ソフトバンクのパクリ疑惑のCMを制作したりと
最近のドコモはやや迷走気味の感があります。
品質や安心感がウリだったと思うので愚直にやってれば
負けることはないと思うのですが。どうなっていくんでしょう。

人によってはグッドニュースかもしれない話もあります。
ドコモがとうとうiPhone発売か?という記事。
元記事によると、今年のアップルが市場拡大の必要性にともなって
新しいキャリアと契約するかも...ということです。
バークレイズのアナリストを務めるBen Reitzes氏は19日(現地時間)、NTTドコモが米アップルのスマートフォン「iPhone」を取り扱うようだとの情報を発表しています。

iPhoneを出したところで電波状態が悪いと
昔のソフトバンクのように叩かれまくるだけです。
まずは実直に電波の改善・安定を、がんばってもらいたいですね。

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