2013/02/07

やってよかった政権交代 〜 中国レーダー照射



US and Singapore Navy ships transit South China Sea in formation / Official U.S. Navy Imagery



昨日、中国からの射撃用レーダー照射が明るみになってから
続々とニュースが出てきています。

そんな中、中国から射撃用レーダーを照射されたのは
実は今回が初めてではないという情報がでてきました。
民主党政権が公表してなかっただけ?というお話。
しかも尖閣諸島を国有化する前からあったとのことで
国有化を強硬姿勢の口実にしている中国の主張すら揺らぐ事実です。

尖閣国有化前から射撃レーダー照射 政府関係者明かす
東シナ海での中国軍による自衛隊への射撃用レーダー照射が、野田政権が昨年9月に尖閣諸島(沖縄県石垣市)を国有化する前にもあったことがわかった。政府関係者が明らかにした。安倍政権が5日に公表した今年1月下旬の事案以前にも、同じ海域で複数回、照射があったとしている。
防衛省は今回公表したケース以前にも周辺海域で複数回、自衛隊への中国軍のレーダー照射を把握。 今回の「数分間」(防衛省)より長く照射したケースもあるという。 
日本政府は「日中関係を悪化させる懸念がある」(政府高官)とこれまで公表を避けてきたが、今回は立て続けにレーダー照射されたため、安倍政権が事態を重く見て公表に踏み切った。  
上記のリンクは朝日新聞がソースの魚拓です。
元の記事はなぜか、朝日新聞のサイトからすでに削除されているようです。
朝日新聞だけに、削除の原因についていろいろと想像をかき立てられます。


キャッシュから撮ったスクリーンショット。


ほぼ同内容の事柄について評論家(?)の青山繁晴氏が
解説していらっしゃるの番組「水曜アンカー」の動画です。これも消えたりしてね。。


動画内では射撃レーダー照射だけではなく
「中国潜水艦の魚雷発射管注水音(発射準備の音)を聞いた。」との情報を
独自に得られたと、結構きわどいことをおっしゃっています。
(動画が消されたとき用に、解説されているシーンの静止画。)

追記:他メディアでもニュースになりつつあるようです。
民主政権「レーダー照射」隠蔽か 尖閣国有化前 - zakzak
日経新聞も7日朝刊で「中国、以前にも照射」「民主政権公表せず」として、「当時の野田佳彦首相や岡田克也副総理らは『日中関係を悪化させたくないとの判断で公表を避けた』と関係者は語る」と報道した

民主党の反応

疑惑の民主党のレーダー照射への反応です。
昨日は皆さんそろって、発生から発表までのタイムラグを
問題化しようとしていたようです。
民主・海江田氏、レーダー照射「公表遅れただす」 - 日経
民主党の海江田万里代表は6日、横浜市内で記者団に、中国海軍の艦船が海上自衛隊の護衛艦にレーダーを照射した問題について「どういう理由で発表が遅れたのか政府にただしていかないといけない」と述べた

【レーダー照射】民主・細野幹事長「危機レベル上がった」 - 産経
レーダー照射が1月30日だったことに関し「それからやや時間がたっているので、情報開示のタイミングや、なぜ今のタイミングだったのかを(政府側に)しっかりと聴かなければならない」

「政権の隠蔽体質を疑う」 民主・池口参院国対委員長 - 朝日
1月30日とそれ以前にも1月19日に照射が疑われる案件があったというが、それがなぜ今、明らかになったのか。
まずは遅れるどころか、隠し通した疑惑の濃厚な野田さんをはじめ
ご身内の事情を調査・公表していただきたいです。

ちなみに現政権が、発表までに時間がかかったのは
反論の余地を残さない徹底的な分析を行っていたためという説があります。
上記の動画で青山さんもおっしゃってます。
首相が中国への抗議指示 現場では粛々と回避措置 - 産経 
首相は「国民と国際社会に隠す話ではない」と判断し公表を指示した。公表にあたり詳細なデータ分析・検証で事実関係を固めたのは、「中国側が『ぬれぎぬ』と言いがかりをつけてくる」(政府高官)ことを念頭に反論の余地を残さないためだ。
民主党は海保の衝突ビデオを隠蔽しようとした「前科」があるだけに
やっぱり隠していたのかなと思えます。
....逆に、もし今も民主党政権のままだったらと思うとぞっとしませんか? 

実は前から深刻だった?

さらに民主党の新たな隠蔽話も出てきています。
実は国民に「刺激が強いから」公表されていなかっただけで
尖閣諸島の国有化以降、ずっと「深刻な状態」は続いていたらしいというもの。
日中、艦艇対峙が常態化=尖閣国有化以降 - 時事通信
沖縄県・尖閣諸島の周辺で、海自と中国海軍の艦艇が対峙(たいじ)する状況が続いていることが6日、政府関係者の話で分かった。
政府筋によると「刺激が強いから公表していなかったが、尖閣の周辺海域では、ずっと艦艇同士がにらみ合っていた」。
その海域で半年近くにわたり、日中の艦艇が対峙し、緊張状態が続いていたことになる。

どちらの味方か判らないような政府の下で
黙々と働いていらっしゃった海自の方には頭が下がります。
自民党政権が状況を劇的に変えてくれることを切に願います。

また、これを機に自衛隊の運用法の整備も進むといいのですが。
左寄りな方は「戦争準備」などといいますが
ろくに防御の準備もできていないまま
盾になっているのが自衛隊の現状かと思います。

おまけ

...さて、いろいろなニュースが飛び交っていますが
以下に今回の件での斜め上からの発言・対応を
たくさーん載せておきます。せっかく集めたので。
読んでいると腹がたってきますけども。。

日本共産党はいつもの大人の発言「話し合いたまえ」
「理性的な話し合いを」 共産国対委員長が求める - 産経

中国の専門家「日本が悪い」
中国艦が日本の護衛艦にレーダー照射 専門家「お返し」- チャイナネット
中国側の艦艇は、第一列島線を越えて巡航するたびに日本の艦艇とP-3C哨戒機に追跡されている。日本側の目的は情報収集であり、中国側の艦艇の今回の行動は「お返し」にすぎない

中国の外務省「知らん。関係部署に聞いて。」
中国外務省“レーダー照射は報道で知った” - NHK
中国外務省の報道官は「報道によって初めて知った」と述べ、外務省としては、事実関係について直接、知らなかった

中国の新聞「日本の自作自演」
中国海軍レーダー照射 環球時報、「日本の自作自演」と主張
人民日報系の新聞「環球時報」は、ウェブサイトで「日本による自作自演だ」と主張する記事を掲載している。
記事では、「日本側は今回の件について、双方のくわしい航行状況を公表しておらず、故意に事実をねじ曲げている」と指摘

中国の軍事研究員「日本が意図的に問題を大きくしている」
「日本側は故意に事件拡大」=レーダー照射で中国軍幹部 - jiji
「日本側は故意にこの事件を拡大しようとしている可能性がある」として、日本政府の対応を批判した
 李研究員は、火器管制レーダーは武器を使うためというよりも相手を探知する目的で使用することが多いと主張

中国の新聞「中国もロックオンされまくっている!」←監視用と射撃用のレーダーの種類を区別できていないようです
<レーダー照射>日本は騒ぎ過ぎ!自衛隊は中国艦船を日に百回もロックオンしている―中国紙
中国紙・新聞晩報は記事「ロックオンは日常茶飯事、中国軍艦もたびたび日本側にロックオンされている」を掲載 
中国青年報の報道によると、昨年2012年12月、西太平洋での遠洋実戦訓練に旅立った中国の艦隊は9日夜から10日午前にかけて、自衛隊の艦船、航空機に追尾された。その際、100回近くも不審なレーダー信号をキャッチしたという。

たぶん日本の新聞、沖縄タイムス「そんなことより中国人のビザ無し渡航認めようぜ」
(レーダー照射が発覚した6日付けのコラムです。)
[大弦小弦]日本から中国に観光で行くのにビザはいらない... - 沖縄タイムス
中国人が日本を訪問するときにはビザがいる。これには多くの親日派が不満をもっている。民間交流の阻害要因の一つだ、と言い切る人さえいる。
発給が遅れると交流事業の開催が危ぶまれるのだ。ああ、ビザなし渡航はいつになるやら。

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