2013/02/05

IOC 韓国の五輪憲章違反者の懲戒を11日に確定



Olympic flag flying outside Eland House / Department for Communities and Local Government

IOC、“独立パフォーマンス”朴種佑の懲戒を (2月)11日確定
国際オリンピック委員会(IOC)が11日、“独立パフォーマンス”朴種佑(パク・ジョンウ、24、釜山)に関する懲戒委員会を開き、懲戒の程度を最終決定する。
朴種佑は昨年夏、ロンドン五輪男子サッカーの3位決定戦で日本に勝った後、「独島(ドクト、日本名・竹島)はわが領土」と書かれた紙を持ってパフォーマンスをしたため、IOCの「スポーツ試合での政治的な見解表明禁止」原則に反するという理由でメダル授与式に出席できなかった。

私を含め、ほとんどの方が忘れてかけていたと思いますが
1年越しでようやく結論がでる(かもしれない)ようです。
FIFAのように延長しまくる可能性はあります。
昨年12月のFIFAが確定した懲戒は下記のようなものです。
Aマッチ2試合出場停止および3500スイスフラン(400万ウォン)の罰金
今日のレートで400万ウォンは34万円程度です。
この処分を検討してIOCの懲罰委員会でメダル剥奪の必要性などを
決定するということのようです。

逆に言うと「2試合と34万円を引き換えに、
世界の耳目が集まる場所で政治的アピールができた」とも言えるわけです。
領土問題を抱えている国は世界にいくつもあるわけで
途上国などには特に、安価なアピールの場があれば魅力的でしょう。
近々の先例となりうるだけに
FIFAにしろIOCにしろ、なかなか難しい判断だと思います。

他のロンドンオリンピック中に起きた問題です。
差別つぶやきで五輪追放 ツイッターでギリシャ選手
今度は「韓国人侮辱」スイス選手追放 ツイッター人種差別発言
2つともギリシャ・スイスの各国オリンピック委員会が
自主的に判断して処分を科しています。

他方、今回の問題で韓国オリンピック委員会の独自処分というのは
聞いたことがありません。
ただただ違反選手に同情的な韓国内世論に同調しているニュースのみです。
韓国サッカー協会もFIFAへの処分軽減の運動は報道されていましたが
なにかしらの処分を違反選手に科したというのは聞きません。

そんなわけでIOCにしろFIFAにしろ
通常期待できる自浄作用が働かなかった分
悩ましい問題なんだろうなと思えます。

なんといってもロンドン五輪はSamsungがスポンサーでしたので
それほど厳しい裁定は期待できないんでしょうけれども
裁定によっては今後、途上国によるスポーツの場での政治的アピールは
増えてしまうかもしれません。

追記:決定されました → 忘れやすいの: IOC 韓国の五輪憲章違反者の懲戒を決定

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