2013/05/01

iPhone/iPadのインタフェースが「フラット」に!



FF Netto Icons Instructions for Use [Page 3 of 6] / FontFont

6月のWWDCで発表されるというウワサのiPhone/iPad向け新OS、iOS7。
この新しいOSで、インタフェースが刷新されて
全体的に「フラット」なデザインになりそうだ、というお話が新たに報じられました。
情報のソースは「iOS7を見たり説明を聞いた人々」とされています。
Echoing recent reports about a redesigned 'flatter' user interface in iOS 7, 9to5Mac says the next version of the operating system will lose "all signs of gloss, shine and skeuomorphism".
新しくデザインされた「フラット」なiOS7のユーザインタフェースについて、9to5Mac(アップル情報サイト)は、この次期オペレーティングシステムは「すべてのツヤや光沢、Skeuomorphism(後述)を用いた表現がなくなる」としている。

Jony Ive took charge of all Apple's user interface teams last October following a management shakeup.
"While the look of the updated system may be surprising to some, iOS 7 is reportedly not more difficult to use than earlier versions of software platform. There is apparently no new learning curve in the same way there was no learning curve when the iPods went color. While iOS 7 does look different, its core apps and system fundamentals (like the Lock and Home screens) mostly operate in a similar fashion to how they do today.
昨年10月に組織の再編を受けてJony Iveは、すべてのAppleのユーザインタフェース・チームの責任者になった。
「アップデートされたシステムの見た目に驚く人がいるかもしれないが、ウワサでは以前のバージョンよりiOS7の使い方が難しいわけではない。iPodがカラーになったときに新たに操作に慣れる必要がなかったように、おそらく新たな"慣れ"は必要はない。iOS7の見かけは(従来と)異なっているが、中心的なアプリやロック画面、ホーム画面のようなシステムの基本は、ほとんど今と同じように動作する。
iOS 7 is codenamed “Innsbruck,” according to three people familiar with the OS. The interface changes include an all-new icon set for Apple’s native apps in addition to newly designed tool bars, tab bars, and other fundamental interface features across the system."
「iOS7をよく知る3人によると、そのOSには"Innsbruck"というコードネームがついている。インタフェースの変更は、新しくデザインされたツールバー、タブバーやシステム全体におよぶ他の基本的なインタフェースの部品に加え、Apple製アプリのまったく新しいアイコン群も含む。」
9to5Mac says Apple's engineers are looking to add more at-a-glance information to iOS, while keeping the system easy to use for less tech-savvy customers. The article notes that Apple has looked at ideas to implement new panels with swipes from the left and the right of the screen, much like how the Notification Center currently drops from above.
9to5Macによると、AppleのエンジニアはITに詳しくないユーザ にもシステムを使いやすく保ったまま、もっと「ひと目で分かる」情報をiOSに加えようとしている。この記事によれば、Appleは、現在の通知センターが画面上から下がってくるような、画面の右から左からスワイプできる新しいパネルを実装するアイデアを検討してきた。
Apple's industrial design is the face of the company for many customers and with Ive heading up both the software and hardware teams, there could be a closer connection between the devices themselves and what users actually see on the screen going forward.
Appleの工業デザインは多くのユーザにとって会社の顔である。Iveがソフトウェアとハードウェア両方のチームを率いることで、デバイス自体とユーザが画面上で現実に見るものの間に、ゆくゆくはより密接な連携ができるかもしれない。

Skeuomorphism(スキュアモーフィズム)ですが、現実のモノを
そのまま再現したようなユーザインタフェースの作り方を言います。
現在のiOSやMac OSの随所にみられます。
iOSの「ボイスメモ」がマイクとアナログメーターで表現されていたり
「コンパス」はホンモノのコンパスのようだったり。
Mac OSでは、付箋紙のような「メモ」だったり
そのままアドレス帳のような「連絡先」だったり。
本関連のアプリでページを「めくる」アニメーションや
革や金属の質感などをわざわざ表現しているのもコレです。
現実のモノをインタフェースとして再現しているだけに
実際にモノを使ったことがあれば、
説明書も読まずに「なんとなく」アプリやソフトが使えてしまうという
大きなメリットがあります。
反面、操作に慣れた人には表現や装飾が過剰なものであり
スピード感を損ねてしまうことも多々あります。

ジョブズはこのSkeuomorphismを好み
現在デザインチームを率いるアイブはどちらかというと
いわゆる「ミニマリスト」でシンプルな表現を好んでいる、と言われています。

個人的にはシンプルなデザインは大好きなので
次のアップデートは楽しみではありますが
iPhoneは比較的ITに疎い人にも受け入れられていたという側面がありますので
そんな層の反感を買わないだろうか...という心配はあります。
「ジョブズがいたころは良かった」的なことをいう方々に
格好の材料を与えかねないわけで。
カッコよければ、なんでもいいんですけどね。うん。

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